遙かなる日々。
それはもう、遠い思いで。
あの一緒に過ごした家も。
あの一緒に過ごした草原も。
一緒にあるいた野原も。
夕日に焼けた金色の稲穂も。
もう、遠い日の思いで。
ふと思い出してみて。
それはすごく幸せになれることだから。
私もすごく嬉しいから。
でも、それにとらわれないで。
それはすごくつらいことだから。
私もすごく悲しいから。
自分たちに災難が降りかかるなんて思わなかった日々。
駆け抜けた一瞬のきらめき。
すべてが遠い思い出だけど。
私は幸せだった。
あなたと過ごした日々は、とても充実していた。
それはきっとあなたと心が通じていたから。
一緒にいてたのしかったから。
今はもう手を伸ばしても届かないところに私は来てしまったけど。
あなたは一人じゃないことを忘れないで。
あなたは守られていることを感じて。
一緒に過ごした日々を忘れないで。
一緒に過ごした日々にとらわれないで。
私はもうあなたからは届かないけれど、
私はあなたのそばにずっといるわ。
一人の時は私を思いだして。
一人の時は彼らと供にいて。
過ぎ去った日々は戻らないけれど・・・
私はアナタと一緒にいられてしあわせ。
ねぇ?悟能・・・
FIN
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